三輪そうめんの歴史は1200有余年と言われています。
伝統の技を今に受け継ぎ、こだわりの原料で丁寧に作り上げました。
麺匠屋よし井の手延そうめんは何といっても『もちもちとした麺のコシ』が自慢です。そうめんの細さでありながら、たとえるなら手打ちうどんのような弾力があります。
そして手延べ独特の『つるつるののど越しの良さ』がすばらしいんです。
もちもちとした麺のコシを生み出す秘密は原料となる小麦粉。『プライムハード』と呼ばれる種類の小麦を原料によし井オリジナルの配合でつくられた素麺専用粉を使っております。
つるつるの秘密は丁寧に延ばしあげたそうめんを最終工程で『みがき(そうめん同士をこすり合わせて麺の表面を磨く工程)』をかけているから。
原料のこだわり製造のこだわりが生み出す品質です。
無選別三輪素麺は少し麺が短かったり、曲がった麺が混じっておりますが、味は上記の説明の通りです。
変わりなくおいしくお召しがりいただけます。
今回はそんな無選別三輪素麺に加えて地元でないとなかなか手にはいらない【そうめんのふし麺】とよし井オリジナルのかつお風味が効いた麺つゆをセットにしました。
【ふし麺】とは、そうめん製造の際にできる、管に付いた曲がりの部分のことです。
少し太く平たいのが特徴で、粘り強く、部分により食感が違うのがなんとも面白いと、食通の間で珍重されてまいりました。
麺匠屋よし井の三輪そうめんはモチモチとした食感が自慢なのですが、
この【ふし麺】はその形状と太さの違いから通常の素麺よりさらにもっちり・モチモチの食感がなんともたまらないのです。
地元では、にゅうめんや味噌汁の具材として使用したり、少し硬めにゆがいた後、よく水分を切って炒め物(チャンプル麺)としても好んで食べられてきました。
ただ、製造できる素麺の一部しか取れないことや、製造工場ではふし麺を粉砕し、粉に戻して翌日の素麺の原料に再利用することから、全国に安定して流通することがありませんでした。
普段はなかなかお目にかかれない【ふし麺】、この機会にどうぞご賞味ください。